カンボジア、内政干渉と米国に反論 旧野党党首判決で

【プノンペン=共同】カンボジア外務省の報道官は4日、旧最大野党、カンボジア救国党の元党首ケム・ソカ氏が国家反逆罪で禁錮27年となったことに米国などの批判が相次いでいることについて、判決の正当性を強調して反論、内政干渉だとの見解を示した。
報道官は「犯罪は犯罪だ。政治的動機ではない」との声明を発表、米国などの批判は「思い込みや傲慢さ」によるものだと非難した。欧米外交官の一部がカンボジア司法制度の監視役を担おうとしているとし「深い懸念」を表明した。
在カンボジア米国大使館は3日の判決後「でっち上げられた陰謀」に基づいているとの声明を発表していた。