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米英で入院増、病院人手不足に 米新規感染1日100万人超

(更新)

新型コロナウイルスのオミクロン型の感染急拡大によって、米国や英国の入院患者が増加している。米疾病対策センター(CDC)によると、米国での1日の新規入院者数(7日移動平均)は1万2739人となり、1年弱ぶりの高水準となった。新型コロナに感染した医療スタッフなどが勤務できなくなり、医療現場での人手不足も大きな問題になっている。

米ジョンズ・ホプキンス大の集計によると、米国の1日あたり新規感染者数は3日に初めて100万人を超えた。オミクロン型はワクチンを接種した人などでは重症化しにくいとの分析もあるが、感染者の大幅な増加で入院者数も急速に増えてきている。

バイデン米政権のファウチ首席医療顧問は「入院動向は(感染者数より)遅れて表れる指標だ。入院数に焦点を当てるのが適切だ」と述べている。

米誌ニューズウィーク(電子版)は3日、米保健福祉省のデータをもとに、1週間以内に米国の5000近くの病院のうち4分の1が深刻なスタッフ不足になるおそれがあると報じた。米国は新型コロナ感染者や濃厚接触者の自主隔離期間の短縮を打ち出したが、病院では患者増加とスタッフ不足の両面から厳しい状況に陥っている。

英国でも新規入院者数が12月27日に1915人となり、約11カ月ぶりの高水準となった。国民医療制度(NHS)によると、イングランドでは12月26日時点で新型コロナにより2万4632人の医療スタッフが休んだという。1週間前比で約3割増、2週間前比では約2倍になっている。

看護協会の幹部は「ベッドが増え、スタッフが減っても看護の安全性が低下してはならない」と警鐘を鳴らす。

英メディアによると、東部リンカンシャーの4つの病院は2日、新型コロナに伴うスタッフ不足を理由に非常事態を表明した。対策を講じて、何とか業務は続けてく方針も示したという。ジョンソン英首相はオミクロン型の感染急拡大によって、国内の病院は今後数週間「かなりの圧力」を受けるとの認識を示した。

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