ダミバ大統領が辞任に同意、ブルキナファソのクーデター

【ワガドゥグAFP時事】9月30日に反乱軍がクーデターを起こした西アフリカ・ブルキナファソのダミバ大統領は2日、辞任に同意した。同氏とクーデター指導者トラオレ氏の調停に当たった宗教指導者らが明らかにした。
宗教指導者らによると、ダミバ氏は辞任に当たり、身の安全の保証や2年以内の民政復帰など「7項目の条件」を付け、トラオレ氏が受け入れた。外交筋によれば、ダミバ氏は2日、隣国トーゴの首都ロメに逃れた。
反乱軍側はクーデターの理由として、ダミバ氏がイスラム過激派による攻撃の鎮圧に失敗したことを挙げ、「テロとの戦いを支援する用意のある他のパートナー」と協力する意向を表明。具体的な国名は明示していないが、隣国マリなどアフリカのフランス語圏諸国で影響力を強めるロシアとの軍事協力を求める声が上がっている。