/

岸田首相「強固な基盤を得た」 海外メディア・政府

10月31日投開票の衆院選の結果について、海外のメディアや政府は相次いで論評した。自民党が安定的に国会を運営できる「絶対安定多数」を確保し、岸田文雄首相の政権基盤が整ったとの見方が広がっている。外交関係の行方などに関心を示す内容も多い。

英BBCは新型コロナウイルスの感染拡大などで支持率が低迷していた自民党が単独過半数を確保したことについて「予想以上の勝利」と伝えた。岸田氏が首相就任からわずか1カ月程度で「大きな勝利」を得たと評した。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは岸田氏が安倍晋三元首相のような「長期政権を築き、中国や北朝鮮といった安全保障上の脅威に取り組む強固な基盤を築いた」と評価した。

中国外務省の汪文斌副報道局長は11月1日の記者会見で「中日関係は機会と挑戦の両方が共存している」と指摘した。そのうえで「日本政府が(国交を正常化した日中共同声明など)4つの政治文書に盛り込まれた原則を順守し、実践することを希望する」と述べた。

中国共産党系メディアの環球時報は同日付の紙面で、自民党が国会の安定運営に必要な議席数を確保したと1ページを割いて大きく伝えた。上海外国語大の廉徳瑰教授は「安定した政権は日中関係の改善に好ましい」と話す。

台湾の外交部(外務省)は同日、衆院選で自民党が「公明党と合わせて6割以上の議席を確保した。総選挙を順調に終えた」と祝意を示した。そのうえで「日本の政治はより安定し、社会はより繁栄を持続することが期待される。台湾とも全面的に友好関係が深まることを期待する」との声明を発表した。

一方、韓国の聯合ニュースは衆院選の結果を踏まえ「国交正常化以後最悪と評価される韓日関係に大きな変化はない」と報じた。日本の嫌韓世論なども影響して2022年夏の参院選までは韓国に妥協するような行動は取らないだろうと見通した。

保守系の朝鮮日報は、日韓議員連盟の幹事長を務めた河村建夫氏の引退などにより、自民党で韓国に理解のある「知韓派」議員に世代交代が起こったと伝えた。日韓関係に関心を持つ議員として、衆院にくら替えした林芳正氏や小渕優子氏の名前を挙げた。

初割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン