国連高官、穀物輸出正常化へ協議 ロシア第1副首相と

【ニューヨーク=共同】国連のドゥジャリク事務総長報道官は5月31日の記者会見で、国連貿易開発会議(UNCTAD)のグリンスパン事務局長がロシアを訪問し、30日にベロウソフ第1副首相と会談したと明らかにした。ウクライナ侵攻に伴い停滞している穀物、肥料輸出の正常化に向けて協議。ドゥジャリク氏は「建設的だった」と説明した。
国連のグテレス事務総長は、ウクライナからの穀物輸出とロシアからの肥料などの輸出を正常化させるため仲介に取り組んでいる。グリンスパン氏の訪ロもグテレス氏が要請したという。
ドゥジャリク氏によると、グリンスパン氏は訪ロを終え、食料危機を巡り米政府高官と協議するため米国入りした。
米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は31日の記者会見で、食料危機打開に向けた国連の努力を支持すると強調した。

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