マリ、フランス大使を追放 仏外相の「敵対的」発言で
(更新)
【ナイロビ=共同】西アフリカ・マリの暫定政権は1月31日、現地に駐在するフランス大使を追放すると発表した。フランスのルドリアン外相による「敵対的で無礼な」発言を受けた措置とした。ロイター通信が伝えた。
ルドリアン氏は1月28日、クーデターで成立したマリの暫定政権は正統性に欠けており「手に負えない」存在だと批判した。
フランスはマリの旧宗主国。両国はサハラ砂漠南部のサヘル地域での対テロ作戦で連携してきたが、暫定政権が民政移管に向けた大統領選の先送り方針を示したことをきっかけに、関係が急速に悪化している。