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6月の日経BI、前月比3.2ポイント上昇

日本経済新聞社が7月30日に算出した6月の日経景気インデックス(日経BI、速報値)は前月から3.2ポイント上昇の98.0(2015年平均=100)だった。上昇は2カ月ぶり。同時に公表した5月の確報は、鉱工業生産指数と商業販売額の下方修正を受け、速報値から0.2ポイント下方修正の94.8だった。日経BIは5月に前月比3.2ポイント落ち込んだが、6月は同じだけ上昇し、4月の水準に戻った。四半期平均でみると、4~6月期は96.9で、1~3月期に比べ0.2ポイントの上昇だった。

景気の水準と勢いを表す日経BIは、鉱工業生産、有効求人倍率、商業販売額の3指標に共通する「景気の波」を取り出して指数化している。

構成3指標全てが改善

6月は日経BIを構成する3指標全てが改善した。鉱工業生産指数は前月比6.2%上昇と2カ月ぶりに上向いた。上昇率は20年7月(同6.9%上昇)以来の大きさだった。15業種中11業種で改善し、自動車や生産用機械で前月からの反動増もあり大幅に上昇した。同時に発表した製造工業生産予測調査では、7月は同1.1%の低下、8月は同1.7%の上昇が見込まれている。経済産業省は回復傾向が続いているとみており、基調判断を「生産は持ち直している」に据え置いた。

需要動向を示す商業販売額は前月比4.8%増と、3カ月ぶりに増加した。卸売業は鉱物・金属材料や食料・飲料などが伸び、同4.6%増だった。小売業は全業種で増加したが、特に燃料や、百貨店など各種商品の伸びが大きく、同3.1%増だった。

公共職業安定所(ハローワーク)での求職者1人あたりの求人件数を示す有効求人倍率は1.13倍と、前月から0.04ポイント上昇した。上昇幅は1月(0.05ポイント上昇)以来の大きさ。有効求職者数は前月比3.6%減、有効求人数は横ばいだった。

(デジタル事業 情報サービスユニット)

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