新興株29日 マザーズ大幅反発 ポーターズは売買不成立
29日の新興企業向け株式市場で、東証マザーズ指数は大幅反発した。終値は前日比16.38ポイント(2.38%)高い704.84だった。前日の米株高を背景に投資家心理が改善し、買いが優勢となった。米長期金利の低下が追い風になった。
マザーズ指数は伸び悩む場面もあった。日経平均株価が上げ幅を縮小したことが重荷となった。
東証グロース市場の売買代金(概算)は1436億円。エニーカラーやグラッドCが買われた。前日に旧ライブドア事業を買収すると発表したミンカブが買いを集めた。一方、ファインズやプレイドは売られた。
きょう東証グロース市場に新規上場したプログリットは公開価格(730円)を上回る1180円で初値を付け、899円で終えた。同じく新規上場したポーターズは買い注文が膨らみ、きょうは取引が成立しなかった。気配値を公開価格(1570円)の2.3倍にあたる3615円に切り上げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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