新興株19日 マザーズ小反落、SBIリーシは初値比2.4%安
19日の新興企業向け株式市場で東証マザーズ指数は小幅に反落した。終値は前日比0.69ポイント(0.09%)安い732.71だった。米長期金利のさらなる上昇への警戒が高PER(株価収益率)の銘柄が多い新興株の売りを促した。2022年4~9月期の決算発表を前に持ち高整理の売りも出た。
もっとも指数は高値圏で推移する場面が目立った。18日の米株高や好材料銘柄への買いが支えになった。市場では「世界経済の減速が警戒される局面では、情報・通信など内需依存型の銘柄が多い国内のグロース銘柄は手掛けやすい」(ネット証券の情報担当者)との指摘があった。
東証グロース市場では、情報サイト「アベマタイムズ」との提携を発表したログリーが制限値幅の上限(ストップ高水準)まで買われた。ラキールも上昇した。一方、エニーカラーやビジョナルは下落した。
きょうグロース市場に新規上場したSBIリーシは午前に公開価格(2980円)を320円(10.7%)上回る3300円で初値を付けた。終値は初値比80円(2.4%)安の3220円だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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