新興株19日 マザーズ20年5月以来の安値、ジャスダック昨年来安値
19日の新興企業向け株式市場で東証マザーズ指数は反落した。終値は前日比29.63ポイント(3.54%)安い807.92で終えた。昨年来安値を更新し、2020年5月以来およそ1年8カ月ぶりの安値となった。米国の金利上昇に対する警戒が強まり、割高感から高PER(株価収益率)の多いマザーズ銘柄に売りが出た。
市場からは「業績の上方修正など分かりやすい好材料が出ない限り、足元の流れで新興銘柄を積極的に買おうと考える個人投資家は少ない」(国内証券ストラテジスト)との声があった。メルカリやビジョナル、JTOWERが下落した。半面、アンジェスやエクサWiz、アイドマHDは上昇した。
日経ジャスダック平均株価は5日続落した。終値は前日比81円76銭(2.18%)安い3666円82銭だった。昨年来安値を更新し、20年12月以来の安値となる。ジャスダック市場の売買代金は概算で557億円、売買高は6174万株。フェローテクやウエストHD、田中化研が売られた。一方、マクドナルドや出前館、アミタHDは買われた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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