新興株16日 ジャスダック・マザーズともに続落 IPO銘柄に資金流れる
16日の新興企業向け株式市場で、東証マザーズ指数は続落した。終値は前日比13.79ポイント(1.18%)安い1157.28だった。前日に決算発表のあった医薬関連銘柄を中心に売りが膨らんだ。市場では「新規株式公開(IPO)銘柄に資金が向かっている」との声もあり、指数の上値は重かった。再生細胞薬の国内製造販売の承認申請が遅延すると発表したサンバイオが売られたほか、メルカリやGAテクノ、モダリスが下落した。BASEやGMO-FG、HENNGEが上昇した。
日経ジャスダック平均株価も続落した。終値は前日比4円35銭(0.12%)安い3702円94銭だった。ジャスダック市場の売買代金は概算で603億円、売買高は1億1947万株だった。不二精機やSEMTEC、ワークマンが下落した。半面、ウエストHDや出前館、フェローテクは上昇した。
16日に東証マザーズ市場に新規上場したバルミューダは初値(3150円)を大きく上回って取引を終えた。終値は制限値幅の上限(ストップ高水準)である初値比700円(22.2%)高の3850円だった。
16日に東証マザーズ市場に新規上場したFFJは初値(3000円)を大きく上回って取引を終えた。初値比440円(14.7%)高の3440円だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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