新興株24日 マザーズとジャスダック、昨年来安値を連日で更新
24日の新興企業向け株式市場で東証マザーズ指数と日経ジャスダック平均株価はそろって昨年来安値を更新した。東証マザーズ指数は5日続落した。終値は前営業日比28.63ポイント(4.20%)安い652.45となり、2020年4月以来の安値を付けた。ウクライナ情勢など地政学リスクへの警戒感が相場の重荷となった。日本時間24日の米株価指数先物が軟調に推移すると、後場にかけてマザーズ指数も下げ幅を拡大した。
市場では「個人投資家の資金退避的な動きが強まり、グロース(成長)株が多いマザーズ銘柄を手放す動きが続いている」(国内証券)との指摘があった。
メルカリやJTOWERが下落した。一方、アイドマHDやインパクトは上昇した。
24日に東証マザーズ市場に新規上場したBeeX(4270)は、初値を405円(10.8%)上回る4155円と、きょうの高値で終えた。14時50分に公開価格(1600円)の約2.3倍となる3750円で初値を付けた。
日経ジャスダック平均株価は5日続落した。終値は前営業日比47円19銭(1.33%)安い3497円39銭だった。20年8月以来の安値となる。ジャスダック市場の売買代金は概算で601億円、売買高は9459万株だった。シンバイオやアルマードが下落した。半面、細谷火工やワークマンは上昇した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕