新興株1日 マザーズが8カ月ぶり高値、ウェルライがストップ高配分
1日の新興企業向け株式市場で東証マザーズ指数は反発した。終値は前日比12.93ポイント(1.63%)高い806.44と、8カ月ぶりの高水準で終えた。米国の利上げペースが緩むとの見方から前日の米株式相場が上昇した。投資家心理が改善し、国内の新興銘柄にも買いが及んだ。好材料銘柄や値動きが大きい銘柄に個人投資家の資金が向かった。
東証グロース市場では、主要顧客に米テスラが浮上したエヌピーシーが収益拡大への期待から制限値幅の上限(ストップ高)まで買われた。マイクロ波も上昇した。一方、M&A総研やバンクオブイは下落した。
市場では「相場上昇局面で利益確定売りを出した個人投資家は手元資金を多く持っており、株買いの余力は大きい」(立花証券の鎌田重俊企業調査部部長)との声が聞かれた。
11月30日にグロース市場に上場したウェルライは、上場2日目のきょうの終値はストップ高水準である初値比1000円(16.1%)高の7200円で配分された。
1日にグロース市場に新規上場したサイフューズの終値は、初値比94円(5.5%)高の1814円だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕