新興株20日 マザーズが3日続伸、消費回復期待も追い風
20日の新興企業向け株式市場で、東証マザーズ指数は3日続伸した。終値は前日比8.94ポイント(1.20%)高い753.59だった。前日の米株安を受け小安く始まったが、日経平均株価の持ち直しで投資家心理が改善し、幅広い銘柄に買いが入った。岸田文雄首相は20日昼ごろ、新型コロナウイルスの感染症法上の分類見直しについて、季節性インフルエンザと同じ「5類」へと今春に移すよう指示したと表明した。国内新興市場でも消費の本格回復への期待などから内需関連銘柄の一角に買いが入り、午後に入って上げ幅を拡大した。
日銀の政策修正に対する警戒感がいったん後退していることも、東証マザーズ指数を構成するPER(株価収益率)が相対的に高いグロース(成長)株の支援材料との見方もあった。
東証グロース市場ではそーせいやTKPが上げた。一方、フリーやラクオリアは下げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕