新興株前引け マザーズ反発、一時8カ月ぶり高水準 サイフューズは初値比2.4%安
1日午前の新興企業向け株式市場で東証マザーズ指数は反発した。前引けは前日比13.11ポイント(1.65%)高い806.62だった。一時は813.79と、取引時間中として8カ月ぶりの水準まで上昇した。米国の利上げペースが鈍化するとの見方から前日の米株式相場が上昇した。投資家心理が強気に傾き、国内の新興銘柄にも買いが入った。
東証グロース市場では、通信鉄塔を購入するための資金調達契約を結んだJTOWERが大幅高となった。株式分割を発表したバードマンも買われた。一方、M&A総研やバンクオブイは下落した。
きょうグロース市場に上場したサイフューズは公開価格(1620円)を100円(6.2%)上回る1720円で初値を付けた。午前終値は初値比41円(2.4%)安の1679円だった。
11月30日にグロース市場に上場したウェルライは上場2日目のきょうも買い気配のまま午前の取引を終えた。気配値を公開価格(1170円)の3.9倍にあたる4585円まで切り上げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕