新興株前引け マザーズが2.9%高、ギックスが初値 ジャスダックは反落
30日午前の新興企業向け株式市場で東証マザーズ指数は続伸した。前引けは前日比22.31ポイント(2.94%)高い781.95だった。ロシアとウクライナの停戦協議が進展するとの期待から、前日の米株式市場で主要3指数が上昇した。投資家心理の改善で新興市場では幅広い銘柄に買いが入った。
市場では「日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)と比べ、マザーズ指数が出遅れているとみる投資家が多く、値ごろ感のある銘柄に買いが入っている」(国内証券)との声が聞かれた。JTOWERやフリー、メルカリが買われた。一方、そーせいやGWは売られた。
きょうマザーズ市場に上場したギックスは公開価格(1070円)を上回る1100円で初値を付け、前場は1016円で終えた。
日経ジャスダック平均株価は反落した。前引けは前日比14円13銭(0.39%)安い3650円43銭となった。ジャスダック市場の売買代金は概算で199億円、売買高は2870万株。東映アニメやワークマンが下落した。半面、アンビスHDや出前館は上昇した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕