新興株前引け マザーズ2.7%高、時価総額上位に買い ジャスダック反発
12日午前の新興企業向け株式市場で東証マザーズ指数は続伸した。前引けは前日比24.11ポイント(2.73%)高い907.32だった。11日の米市場で長期金利の上昇が一服し、米ハイテク株に資金が向かった。投資家心理の悪化に歯止めがかかり、マザーズ市場では時価総額の上位銘柄に買いが入った。
フロンテオは、認知症を診断する人工知能(AI)の臨床試験で目標症例数を達成したと発表して買われた。子会社がコーナンとリフォーム事業で提携すると発表したポートも上昇した。一方、サイエンスAやフリーは下落した。
日経ジャスダック平均株価は反発した。前引けは前日比23円08銭(0.61%)高い3831円84銭となった。ジャスダック市場の売買代金は概算で472億円、売買高は3719万株。
シーズメンや3DMが上昇した。半面、フェローテクやマクドナルドは下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕