東証大引け 続伸し101円高 米株高支え、戻り売りで上値限定 - 日本経済新聞
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東証大引け 続伸し101円高 米株高支え、戻り売りで上値限定

19日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前日比101円24銭(0.37%)高の2万7257円38銭で終えた。決算を好感した米株式相場の上昇が波及した。上げ幅は一時200円を超えたが、後場に入ると追加の材料が乏しいなか、戻り待ちの売りなどに押されて伸び悩んだ。

金融機関の決算を手がかりに18日の米株式相場が上昇したのを受け、東京市場では投資家心理が上向き、朝方から買いが優勢だった。日本時間19日の米株価指数先物が堅調に推移したのも運用リスクをとる姿勢につながった。日経平均はチャート上で上値抵抗線となっていた200日移動平均(2万7247円)を上回った。

外国為替市場で円相場が1ドル=149円台で推移していることも支援材料となった。供給制約の緩和に伴う生産回復や、新型コロナウイルス対策としての入国規制の緩和で、国内企業は円安の恩恵を受けやすくなるとの見方がある。

一方、戻り待ちの売りや利益確定売りも出て、上値は重かった。「今後発表される国内企業の決算内容が市場予想を上回っても、米連邦準備理事会(FRB)の積極的な利上げ継続で世界景気が冷え込むとの懸念から投資家心理の大幅な改善は見込みにくい」(国内運用会社ストラテジスト)との指摘があった。

東証株価指数(TOPIX)は続伸し、終値は前日比3.62ポイント(0.19%)高の1905.06で終えた。

東証プライムの売買代金は概算で2兆3727億円。売買高は9億5704万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1148と、全体の6割を占めた。値下がりは607銘柄、変わらずは82銘柄だった。

大ガス東電HDが上昇。ソフトバンクグループ(SBG)も買われた。日産自スズキも高い。半面、クレセゾンが大幅安。コナミGシャープTDKが下落した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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