/

東証大引け 5日続伸、割安株に買い続く 22年8月以来の高値

(更新)

9日の東京株式市場で日経平均株価は5日続伸し、前日比178円96銭(0.63%)高の2万8623円15銭と2022年8月26日以来約6カ月半ぶりの高値水準で終えた。8日の米ハイテク株高や足元の円安・ドル高基調を受け、幅広い銘柄に買いが入った。日本株の割安感に着目した買いも続いた。ただ、一巡後は利益確定売りが出て上値を抑えた。

前日の米株式市場で主要な半導体関連株で構成する米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が2.67%高で終えるなどハイテク株が上昇したことから、東京市場でも東エレクなど半導体関連や精密機器への買いが目立った。

東証による低PBR(株価純資産倍率)企業への資本効率の改善要請を期待しバリュー(割安)株の買いも続き鉄鋼、金融株が上昇した。日経平均は一時290円高となったが、その後は短期的な過熱感もあり上げ幅を縮小した。

楽天証券経済研究所の香川睦チーフグローバルストラテジストは「企業が低PBRの対応に動く可能性が高くなったことを特に外国人投資家が前向きに捉えており、足元の買いにつながっている」とみていた。

東証株価指数(TOPIX)は5日続伸し、前日比19.88ポイント(0.97%)高の2071.09と21年9月28日以来、およそ1年5カ月ぶりの高値で終えた。

東証プライムの売買代金は概算で2兆8807億円。売買高は12億300万株だった。東証プライム市場の値上がり銘柄数は1432と、全体の8割近くを占めた。値下がりは329、変わらずは74だった。

アドテスト信越化が買われた。セブン&アイが大幅高。東京海上日本製鉄も高い。半面、ファストリ東レ日揮HDは売られた。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン

権限不足のため、フォローできません