東証大引け 反発 欧米株高、円安でも上値重い - 日本経済新聞
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東証大引け 反発 欧米株高、円安でも上値重い

5日の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前日比103円94銭(0.40%)高の2万5820円80銭で終えた。金融引き締めへの懸念が後退するなか前日の欧米株が上昇した流れを引き継いだ。一時200円超上げる場面もあったが、日銀の政策修正を巡る不透明感が重荷となり上げ幅を縮小した。

4日に発表されたフランスの2022年12月の消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回る伸びとなるなど、ユーロ圏ではインフレ減速の兆しが出ている。米経済指標も低調で、当局による金融引き締めに対する過度な警戒が和らぎ、前日の欧米市場では金利が低下するなか株価が上昇。日本株にも買いが波及した。半導体関連などの大型グロース(成長)株が大きく上げ、指数の上昇に寄与した。

週初に1ドル=129円台まで進んだ円高・ドル安が一服し、1ドル=132円台まで円安が進んだことも株価を下支えした。

もっとも、上げ一巡後は伸び悩む展開となった。日銀の金融政策の修正の行方が見通しにくく、「欧米株の上げに日本株が連動しづらい状況となっている」(国内運用会社)との見方があった。前日に上げていた銀行株や保険株は金利低下を受けて軟調な動きが目立った。

東証株価指数(TOPIX)は5営業日ぶりに反発し、0.75ポイント(0.04%)高い1868.90で終えた。東証プライムの売買代金は概算で2兆5881億円、売買高は11億2800万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は662銘柄。値下がりは1114と約6割。変わらずは62銘柄だった。

楽天グループ東エレクZHDが買われた。AGC日電産村田製も上昇した。半面、りそなHD第一生命HD、京成は下落した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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