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東証大引け 大幅続伸 成長株が上昇、コロナ再拡大で見直し買いも

2日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続伸し、前日比465円13銭(1.58%)高の2万9854円00銭で終えた。3月18日(3万0216円)以来、約半月ぶりの高値となった。前日の米株式市場でハイテク株を中心に買われ、主要3指数が上昇した流れを引き継いだ。半導体関連や電子部品など値がさの成長(グロース)株が買われ、指数を押し上げた。

バイデン米大統領が3月31日に発表した巨額のインフラ投資計画で半導体の生産支援策を盛り込んだことを好感し、4月1日の米株式市場では半導体株が上昇。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が過去最高値を付けた。国内でも東エレクなど値がさの半導体関連株が買われて相場を支えた。

国内で新型コロナウイルスの新規感染者数が再び増加傾向であることを巡り、2日午前の記者会見で田村憲久厚生労働相が緊急事態再発令の可能性について言及したと伝わった。市場では「再び強い外出制限が課される可能性を見据え、コロナ禍に伸びた情報・通信や半導体関連が再評価されてグロース株への資金流入を加速させた面もある」(国内シンクタンクのストラテジスト)との見方があった。

JPX日経インデックス400は続伸し、終値は前日比118.74ポイント(0.67%)高の1万7790.83だった。東証株価指数(TOPIX)は続伸し、13.98ポイント(0.71%)高の1971.62で終えた。

東証1部の売買代金は概算で2兆2403億円と、1月25日以来およそ2カ月ぶりの低水準だった。売買高は10億231万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1313と、全体の約6割を占めた。値下がりは783、変わらずは94銘柄だった。

東エレクのほかアドテストスクリンレーザーテクが買われた。太陽誘電TDK日東電が高かった。ソニーGも大幅高だった。一方、大和野村が売られた。伊藤忠丸紅双日が安かった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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