/

東証大引け 続落 半導体関連や海運株に売り、不動産は支え

9日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日比102円76銭(0.35%)安の2万8860円80銭で終えた。前日の米株式市場で半導体関連株が下げた流れが東京市場にも波及した。心理的な節目とされる2万9000円が上値メドとして意識され、いったん持ち高を調整する売りも出た。

8日の米株式市場では主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が下落した。東京市場でも東エレクアドテストなど値がさの半導体関連銘柄が売られ、指数を押し下げた。業種別では、このところ上昇していた海運株の下げも大きかった。

朝方には下げ幅が160円ほどに達する場面があったが、一段と売り込む動きはみられなかった。新型コロナウイルスのワクチン接種に関しては、8日に職場や大学など職域接種の受付が始まった。接種者数の増加に伴い経済活動が正常化に向けて前進するとの期待は根強く、不動産や鉄道など内需関連株が上昇し下支えした。

ピクテ投信投資顧問の松元浩グローバル資産運用部長は「コロナ禍で上昇していた銘柄が利益確定の売りに押される一方、割安な銘柄や内需関連などに買いが入り、銘柄入れ替えの動きが強くなってきたのではないか」とみていた。10日には5月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控え、来週には米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれる。市場の関心は量的金融緩和政策の縮小(テーパリング)に向けた議論の有無に向かっており、積極的な売買を手控えるムードもあった。日経平均の日中値幅は130円にとどまり、今年最小だった。

JPX日経インデックス400は3営業日ぶりに反落した。終値は前日比48.68ポイント(0.27%)安の1万7666.45だった。東証株価指数(TOPIX)は7営業日ぶりに反落し、5.51ポイント(0.28%)安の1957.14で終えた。

東証1部の売買代金は概算で2兆3029億円。売買高は9億9445万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1106、値上がりは972、変わらずは115だった。

ダイキン信越化が下落した。ファストリも安かった。一方、エーザイは連日のストップ高で終えた。住友不三菱地所の上げも目立った。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン