東証14時 小動き 材料難、上昇一服感も
9日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は小動きが続き、前日比140円ほど高い2万8500円台後半で推移している。後場は材料難に加え、10日に日銀金融政策決定会合や米雇用統計の結果発表を控えていることから持ち高を一方向に傾ける動きが限られている。
みずほ証券の中村克彦マーケットストラテジストは「日経平均は2021年高値(3万670円)と22年安値(2万4717円)の3分の2戻し(2万8685円)に接近し、目先の上昇に一服感が出始めていることも上値を重くしている」と話した。
14時現在の東証プライムの売買代金は概算で1兆9924億円、売買高は8億4870万株だった。
伊藤忠や三井物が高い。トヨタ、ホンダ、ルネサス、SOMPO、ディスコ、郵船が高い。半面、ソニーG、東レ、レノバは安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕