東証14時 3万0400円台後半で膠着 自民総裁選の演説会に反応薄
17日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は、前日比150円ほど高い3万0400円台後半で推移している。グロース(成長)株優位の展開が続いているものの、上値を追う動きは限られ、膠着感を強めている。「新規の材料が乏しいうえ、日本が3連休を控えているため、持ち高を一方向に傾けにくくなっている」(藍沢証券の水口活也アナリスト)との見方があった。
13時ごろから自民党総裁選に立候補した4氏の演説会が始まった。これまで政策期待を背景に株価は上昇してきたが、各候補が従来の主張を語るにとどまっているとの受け止めから、材料視する動きはみられていない。
14時現在の東証1部の売買代金は概算で2兆1328億円、売買高は7億7870万株だった。
エムスリーがきょうの高値圏。川崎汽やT&D、太陽誘電が上昇している。一方、三井不は下げ幅を広げている。神戸鋼や日立造、三井物も安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕