東証14時 下値限定 インバウンド関連が支え
7日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は前日比150円ほど安い2万7700円台前半と値動きの乏しい展開。値がさのハイテク株への売りが重荷になる半面、下値は堅い。
市場では「中国で(新型コロナウイルス感染拡大の封じ込めを図る)ゼロコロナ政策の見直しが徐々に進むなか、インバウンド(訪日観光客)需要の増加などにつながれば株式相場の支援材料になる」(国内証券ストラテジスト)との見方がある。7日の東京市場では三越伊勢丹や高島屋などインバウンド関連の一角に買いが入っている。
14時現在の東証プライムの売買代金は概算で1兆7356億円、売買高は6億8007万株だった。
ファストリやINPEXが下落している。太陽誘電や信越化も安い。半面、JR東日本やJR西日本が上昇。クラレや東海カも買われている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕