東証14時 午前終値近辺で小動き 銀行株は軒並み高い
13日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は午前終値(2万6143円)近辺で方向感の乏しい展開が続いている。外国為替市場での一段の円高進行に対する警戒から、積極的な買いは見送られている。半面、三菱UFJや三井住友FG、千葉銀などの銀行株は軒並み一段高となっている。日銀が金融緩和策を再び修正するとの思惑から、利ざや改善期待が高まっている。
東証業種別騰落率ランキングでは「銀行業」のほか、「鉄鋼」の上昇が目立っている。市場では「中国で経済再開期待で、鉄需要が回復するとの思惑から買われている」(国内証券のファンドマネージャー)との声があった。
14時現在の東証プライムの売買代金は概算で2兆4669億円、売買高は10億3910万株だった。
中外薬が下げ幅を拡大。楽天グループやサイバー、キヤノンが安い。半面、東電HDは上げ幅を拡大。アドテストや第一生命HDが高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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