東証14時 210円安 不透明感強く、買いの手鈍い
22日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価はきょうここまでの安値圏である前日比210円ほど安い2万6500円近辺で推移している。新型コロナウイルスの変異種の感染拡大への警戒感が引き続き重荷となっている。
世界保健機関(WHO)などは従来のワクチンが変異種にも有効との見解を示している。ただ、市場では「依然としてわからないことも多い。ロックダウン(都市封鎖)などによる経済活動への悪影響も含め、状況を見極めたいとの向きが多そうだ」(みずほ証券の倉持靖彦マーケットストラテジスト)との声もある。先行き不透明感から買いの手は鈍い。
14時現在の東証1部の売買代金は概算で1兆2808億円、売買高は6億9989万株。クリスマス休暇シーズンということもあり、商いは低調だ。
富士フイルム、住友鉱、国際石開帝石が下落。郵船、楽天、ソニーも安い。半面、川重、住友電、キッコマンなどが高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕