東証14時 安値圏、イベント前で様子見気分
31日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は、前日比60円ほど安い2万7300円台後半と、きょうの安値圏での小幅な値動きが続いている。相場を動かす新規の売買材料に乏しく、様子見気分が強い。決算を発表した個別銘柄には選別物色が続いているが、相場全体では主力株への散発的な売りがやや優勢だ。
ピクテ・ジャパンの田中純平ストラテジストは「日銀総裁の後任人事や米連邦公開市場委員会(FOMC)、米ハイテク大手決算など株価を左右するイベントが目白押しで身動きがとりにくい」と話していた。
14時現在の東証プライムの売買代金は概算で1兆8446億円、売買高は7億5903万株だった。
りそなHDやカシオが下げ幅を拡大。ENEOSや村田製が安い。一方、日ハムと日野自は上げ幅を広げた。住友重や東ガスが高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕