東証後場寄り 再び下げ幅300円超 先物に断続的な売り
29日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は再び下げ幅を広げ、前日比320円ほど安い2万6700円台前半で推移している。株価指数先物に断続的な売りが出ており、ファストリやソフトバンクグループ(SBG)などの値がさ株が前引け時点から下げ幅を広げている。
米景気の景況感悪化を示す経済指標を受けて、景気敏感株も引き続きさえない展開だ。東証の業種別の騰落率ランキングでは海運や電気機器、機械が値下がり率の上位に顔を出している。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約140億円成立した。
12時45分現在の東証プライムの売買代金は概算で1兆5242億円、売買高は6億8953万株だった。
東エレクやアドテストが下落している。ミネベアや安川電も安い。半面、東電HDや日製鋼、サッポロHDが上昇している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕