東証後場寄り やや下げ幅拡大 香港株安が重荷
28日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は下げ幅をやや広げ、前日比130円程度安い2万7200円台前半で推移している。朝方からの米ハイテク株安を受けた売りに加え、香港株の下落を嫌気した売りも出ているようだ。
日銀は28日まで開いた金融政策決定会合で、大規模な金融緩和の維持を決めた。「市場の想定通りとの受け止めから、会合結果を受けた相場の反応は限られている」(丸三証券の丸田知広エクイティ部長)という。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約430億円成立した。
12時45分現在の東証プライムの売買代金は概算で1兆7986億円、売買高は6億7132万株だった。
郵船や商船三井が安い。HOYAやシャープも売られている。トヨタやコマツ、富士電機は上昇。豊田織は上げ幅を拡大している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕