東証後場寄り 伸び悩み 富士通やカシオが下げ幅拡大
7日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価はやや伸び悩み、前日比40円程度高い2万7700円台前半で推移している。決算を材料にした個別銘柄の物色はみられるものの「全体的に企業業績は強弱まちまちの印象で、相場を大きく方向付ける展開にはなっていない」(国内運用会社ストラテジスト)との声が聞かれる。午後の外国為替市場で円相場が下げ渋っているのも、買い手控えにつながっているようだ。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約330億円成立した。
12時45分現在の東証プライムの売買代金は概算で1兆5133億円、売買高は6億5740万株だった。
みずほFGやコンコルディが買われている。フジクラや日立造、川崎汽も上昇している。一方で富士通やカシオが下げ幅を広げている。JFEや日本製鉄が安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕