東証後場寄り 上げ幅拡大 主力の輸出株に買い続く
7日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は上げ幅をやや拡大し、前日比160円程度高い2万8080円近辺と、きょうこれまでの高値を付けている。円安進行を受けた主力の輸出関連株を中心とした買いが引き続き相場を支えている。心理的な節目の2万8000円を超えて目先の達成感が出てきたこともあり、上値では利益確定売りや戻り待ちの売りも出ている。
市場では「中国・上海市の新型コロナウイルス対策の都市封鎖(ロックダウン)が解除された効果が企業活動面などで確認されれば、日本の株式相場にさらに追い風になる」(国内証券ストラテジスト)との見方がある。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約510億円成立した。
12時45分現在の東証プライムの売買代金は概算で1兆4613億円、売買高は6億5927万株だった。
マツダやSUBARUが高い。カシオやコニカミノルも買われている。半面、アドテストやNXHD、第一三共が安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕