東証後場寄り 上げ幅縮小、190円高 追随材料なく持ち高調整売り
5日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価はやや上げ幅を縮めている。前日に比べ190円程度高い2万6300円台半ばで推移している。日本時間5日の米株価指数先物は上げているものの、追随する好材料がなく、持ち高調整の売りが出ている。
今週8日にはインデックス型の上場投資信託(ETF)の決算日が集中する。分配金捻出に絡み、現物株と先物合わせ1兆円規模の売り需要があると試算されていることも心理的な重荷となっている。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約186億円成立した。
12時45分現在の東証プライムの売買代金は概算で1兆3366億円、売買高は5億7928万株だった。
大平金、エムスリー、ファストリ、出光興産、東京海上が高い。一方、海運大手3社が下落。大ガス、三井不も下げている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕