東証後場寄り 軟調 日銀ETF買い期待は支え
4日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は軟調な動きとなっている。前営業日比150円ほど安い2万7200円台後半で推移している。新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず、政府が緊急事態宣言の再発令の検討に入ったことが重荷。一方、日銀による上場投資信託(ETF)買いへの期待が支えとなっている。
午前の東証株価指数(TOPIX)の下落率は0.66%と、市場が日銀のETF買いが入る目安とみている0.5%を超えた。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約141億円が成立した。12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆1942億円、売買高は6億345万株だった。
午前に続き、小田急や京成、東急など私鉄株が安い。三菱自やマツダなど自動車株の一角も売られた。半面、スズキが高い。ヤマトHDやニチレイ、ソニーが堅調に推移している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕