東証後場寄り 伸び悩み 商社株が下落
2日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は伸び悩み、前日終値(2万7346円)近辺まで上げ幅を縮める場面があった。現物株の昼休み時間中から株価指数先物がやや弱含み、現物株に波及した。その後は再び前場終値(2万7391円)近辺まで戻すなど、不安定な動きが続いている。
12時30分に2022年4~12月期決算を発表した双日が下げに転じた。三井物や丸紅、住友商など商社株は軒並み下げ幅を広げている。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約409億円成立した。
12時45分現在の東証プライムの売買代金は概算で1兆7323億円、売買高は7億902万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1189と、全体の6割超が下落している。
アドテストや日立、東エレクが引き続き高い。ファストリが上昇し、1銘柄で日経平均を50円超押し上げている。半面、マツダやいすゞなど自動車株が安い。住友化や三井化学も売りに押されている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕