東証後場寄り やや下げ幅縮小 日銀ETF買いの思惑も
2日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は、午前の終値(2万7679円)からやや下げ幅を縮め、前日比500円程度安い2万7700円台前半で推移している。前引け時点の東証株価指数(TOPIX)の下落率が2%を超えたため、午後に日銀の上場投資信託(ETF)買いが入るとの思惑が支えとなっている。
日本時間今晩に11月の米雇用統計の発表を控え、様子見ムードも広がっている。市場では「朝方は国内外の投資家から売買注文が多かったが、その後は少なくなっている」(国内証券トレーダー)との声がある。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約625億円成立した。
12時45分現在の東証プライムの売買代金は概算で1兆7976億円、売買高は7億7183万株だった。
日揮HDやマツダが下げ幅を広げる場面があった。フジクラやエプソンが引き続き安い。半面、日ハムが上昇に転じた。花王や資生堂が高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕