東証後場寄り 高値圏で堅調 イベント控え上値追いには慎重
11日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は高値圏で堅調。前日比140円程度高い2万9100円台後半で推移している。香港株や上海株など主要なアジア株式相場が大幅に上昇して支援材料になっている。
日経平均は午後の取引開始直後にこの日の高値を付ける場面があったが、相変わらず上値は重い。来週に米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀金融政策決定会合など、市場の関心が高まっている金利に影響を与える重要なイベントを控えているとあって、積極的に上値を追う雰囲気は乏しい。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約30億円成立した。
12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆5065億円、売買高は7億7645万株だった。
川崎船や商船三井が買われているほか、コニカミノルや富士通、東洋紡や旭化成が高い。テルモやオリンパス、ブリヂストンや花王は安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕