東証後場寄り 下げ渋る IHIや川重は上げ幅拡大
30日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は下げ渋り、前日比140円程度安い2万7800円台後半で推移している。下値で押し目買いが入って下げ幅を100円程度に縮め、きょうこれまでの高値を付ける場面があった。
みずほ証券の三浦豊シニアテクニカルアナリストは「(日本時間12月1日未明に)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を控えて、売り買いともにポジションをとりにくくなっている」とみていた。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約660億円成立した。
12時45分現在の東証プライムの売買代金は概算で1兆5420億円、売買高は6億1580万株だった。
キーエンスやSMCが下げている。富士通やコナミGも安い。半面、IHIや川重が上げ幅を拡大。SUBARUやヤマハ発が高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕