東証後場寄り 2万6000円下回る ロシアの軍事作戦決定の一報受け
24日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は一段安。前営業日比550円程度安い2万5900円近辺で推移している。取引時間中に2万6000円を下回るのは2020年11月以来。日本時間24日昼ごろにロシアのプーチン大統領がウクライナ東部で特別軍事作戦を行うことを決めたと伝わり、運用リスクを回避したい投資家の売りが膨らんでいる。下げ幅は一時600円を超えた。
日経平均株価を対象としたオプション価格から算出する日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は節目の30を一時上回った。取引時間中に30を上回るのは1月27日以来。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約95億円成立した。
12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆8979億円、売買高は8億1021万株だった。
フジクラや古河電が売られている。ファナックやスクリン、ソフトバンクグループ(SBG)も安い。INPEXや住友鉱は逆行高。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕