東証前引け 戻り売りで小反落 半導体関連、海運が安い
26日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅に反落し、前日比33円91銭(0.12%)安の2万7361円10銭となった。前日までの4営業日で1000円近く上昇していたため、戻り待ちの売りが優勢だった。25日に半導体製造装置の米ラムリサーチが決算を発表し、時間外取引で株価が下落。東京市場の半導体関連に売りが波及したことも相場を下押しした。
日経平均は取引開始直後に上げ幅が100円を超える場面があった。米連邦準備理事会(FRB)による利上げペースが鈍化するとの見方が支えとなり、25日のダウ工業株30種平均が切り返して終え、日本株にも買いが先行した。ただ、日経平均が節目の2万7500円を上回ると、一転して売りにおされた。
半導体関連のほか、海運株の下げが目立った。
東証株価指数(TOPIX)も下落した。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆3002億円、売買高は5億715万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は969、値上がりは756、変わらずは111銘柄だった。
ダイキン、ソニーG、太陽誘電が下落。2022年10~12月期が最終赤字だったサイバーは朝安後、小幅ながら上昇した。オリンパス、資生堂が高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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