東証前引け 小幅反発、ファストリなど値がさ株に買い - 日本経済新聞
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東証前引け 小幅反発、ファストリなど値がさ株に買い

5日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅に反発し、前引けは前週末比30円84銭(0.11%)高の2万7808円74銭だった。2日に大幅安となったことで値がさ株の一角に自律反発狙いの買いが入った。中国・香港株や上海株が上昇したことも指数を支えた。ただ、足元の円高・ドル安進行に対する警戒感は強く、上値は重かった。

前週末の日経平均は448円安となったことで、主力銘柄を中心に押し目買いが入った。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の主要産油国でつくる「OPECプラス」が協調減産を維持すると再確認したことや、ロシア産原油の輸出停止の思惑などから石油関連株も上昇した。

ただ、上値は重い。外国為替市場で前週末に円相場が一時1ドル=133円台後半まで円高・ドル安が進んだことで輸出企業の業績改善の期待が縮小しトヨタなどの輸出株には売りが出た。

アセットマネジメントOneの浅岡均シニアストラテジストは、「多くの投資家が見ているのは先行きの米景気動向と日本企業の業績への影響で、いまの株価水準から積極的に上値を追う材料は乏しい」と話した。

東証株価指数(TOPIX)は続落した。

前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆3438億円、売買高は5億4217万株だった。東証プライム市場の値上がり銘柄数は462と、全体の約25%だった。値下がりは1302、変わらずは72だった。

ファストリファナックなどの値がさ株が買われた。エーザイ資生堂INPEX安川電も高い。半面、スズキデンソーオリンパス商船三井は売られた。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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