東証10時 2万6000円近辺 下値で個人の買い指摘も
29日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は前日比310円ほど安い2万6000円をやや上回る水準で推移している。取引時間中として10月3日以来となる2万6000円を下回る場面があったが、売り一巡後は下値で買いを入れる動きが見られる。
東証株価指数(TOPIX)も続落し、連日で節目の1900を下回る。10時時点で東証プライムの75%が下げるほぼ全面安の展開となっている。
「市場参加者が少ないなか、株価指数先物に散発的な売りが出て指数を押し下げている」(みずほ証券の三浦豊シニアテクニカルアナリスト)との指摘があった。一方、日経平均が2万6000円を下回る場面では逆張り志向の個人投資家の買いが入っているとの見方もあった。
10時現在の東証プライムの売買代金は概算で7233億円、売買高は3億3125万株だった。
川崎汽や商船三井など海運株が安い。JTは5%超下落している。半面、コナミGやディーエヌエ、三井不が上昇している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕