東証10時 上げ幅300円超に拡大 指数先物に断続的な買い
8日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は一段高となり、前日比320円ほど高い2万7800円台半ばで推移している。米株価指数先物が日本時間8日午前の取引で上昇しており、日本の株価指数先物にも断続的な買いが入っている。業種別では海運、電気機器、不動産などの上昇が目立つ。
8日投開票の米中間選挙は大統領の政党と議会の多数党が異なる「ねじれ」になる可能性が高いとの観測が広がっている。マネックス証券の広木隆チーフ・ストラテジストは「バイデン米大統領の政策は大幅な財政拡大を招いているが、ねじれ状態になれば政策に一定の歯止めが効き、米長期金利の上昇を抑えられるとの期待感が出ている」と指摘。米株高の加速につながっているとみていた。
10時現在の東証プライムの売買代金は概算で1兆62億円、売買高は4億482万株だった。
東エレクやレーザーテクなど半導体関連株が高い。ソフトバンクグループ(SBG)、郵船、第一生命HD、三井不も買われている。半面、パイロットやカルビー、レノバは急落している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕