東証10時 小幅安 利益確定の売りが継続
18日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は小幅反落し、前日比10円程安い2万6800円前後で推移している。週末とあって利益を確定する目的の売りが優勢となっている。国内での新型コロナウイルスの感染者数増加や、それに伴う短期的な景気下押し懸念も株価の重荷だ。ただ、感染者数増の傾向はこれまでも続いており参加者の想定の範囲内。前日の米株高が過去最高を更新するといった明るい材料もあり、下げ幅は限られている。
市場からは「緩和的な金融環境が長期化するとの前提のもと、来期の企業業績見通しも十分織り込んだうえでの現在の日経平均株価の水準だとみている。日柄調整の時間が長くなりそうだ」(国内運用会社の運用担当者)との声が出ていた。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6748億円、売買高は3億1015万株だった。
東エレクやアドテスト、スクリンといった半導体関連株の一角が安い。ダイキン、キッコマン、住友不も軟調。一方、東邦鉛、三井金、住友金属鉱山など非鉄金属の一角が高い。大平金、日立造が堅調。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕