東証10時 上昇一服 上値で利益確定売り
7日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は上昇が一服し、前日比90円ほど高い2万7700円台後半で推移している。円安進行で輸出関連株の一角に買いが先行したほか、前日の米長期金利の上昇を受けて金融関連株も堅調だ。ただ、利益確定売りや戻り待ちの売りが上値を抑えている。
市場では「米政府による中国の偵察気球の撃墜など米中関係をめぐる不透明感も漂うなか、積極的に上値を追う雰囲気は乏しい」(国内証券のストラテジスト)との声が聞かれた。
10時現在の東証プライムの売買代金は概算で8737億円、売買高は3億8092万株だった。
ヤマトHDが大幅高。郵船や川崎汽も上昇している。資生堂や京王も高い。一方で住友鉱やエムスリー、トクヤマなどは売られている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕