東証10時 下げ幅やや縮小 内需株に見直し買い
16日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価はやや下げ幅を縮小し、前週末比230円ほど安い2万5800円台後半で推移している。下げ幅を縮め、2万5900円台まで戻す場面もあった。円安一服によって、コスト増への懸念が和らぎ、食品や電力など内需株の一角に見直し買いが入り下値を支えている。
市場では内需株について「円高が追い風になることに加え、値上げによる収益改善の期待がある企業が買われやすい」(国内証券)との声が聞かれた。
10時現在の東証プライムの売買代金は概算で8931億円、売買高は3億9571万株だった。
デンカが急落。川重やフジクラ、ふくおかFG、三井住友トラが安い。一方、エーザイは上げ幅を広げている。花王や東電HD、明治HD、ニチレイが高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕