東証10時 上げ幅縮小、一時2万9000円割れ 年度末のリバランス売り警戒
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26日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は上げ幅を縮めている。510円高となった後は売りにおされ、足元では270円高近辺で推移する。一時は節目の2万9000円を下回った。25日の米株高を材料にした買いが一巡。年度末を控えた機関投資家のリバランス(保有資産の構成比率調整)目的の売りへの警戒が重荷となっている。3営業日ぶりに2万9000円に乗せたことで、目先の利益を確定させようとする動きも出ている。
日経平均への影響度が高いファストリは下げに転じた。ソフトバンクGも伸び悩んでいる。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で8197億円、売買高は3億8451万株だった。
IHI、日立建機、日野自、いすゞ、川重が高い。半面、ニコン、シチズン、双日、クラレ、太平洋セメが下げている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕