東証10時 軟調、下げ幅200円超える 景気敏感業種に売り
26日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は軟調だ。前日比150円安の2万8670円近辺で推移している。下げ幅は一時200円を超えた。2020年4~12月期の決算発表の本格化を前に、「電子部品や半導体製造装置など業績成長の確度が高い業種以外の持ち高をいったん調整する売りが散発的に出ている」(国内証券のストラテジスト)との声が出ている。
半面で「下値では地方銀行など買い遅れている国内機関投資家の買いが入るとの見方が多く、株価水準が大幅に調整する可能性は低い」(同)という。東エレクやファナック、ソフトバンクグループなど値がさ株の一角には買いが入り、日経平均を支えている。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で7026億円、売買高は3億2178万株だった。
JFEや日本製鉄、住友鉱など鉄鋼や資源関連株が安い。川崎汽や郵船、商船三井が下落。エムスリーや富士通が売られている。一方でキヤノンや小野薬、武田が上昇。関西電や中部電、三菱商が上げている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕