東証10時 高値圏で推移 成長株への資金流入が押し上げ
15日前場中ごろの東京株式市場で、日経平均株価はきょうの高値圏で推移している。前日の米ハイテク株高を好感した買いが続き、前日比260円あまり高い2万9400円台前半と、約1カ月ぶりの高い水準を維持している。東エレクやファナック、リクルートなど成長株への資金流入が日経平均を押し上げている。
朝方から買いが先行した。前日の米株式市場でハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が約1カ月半ぶりに過去最高値を更新したほか、円相場の下落が日本株の追い風になっている。
一方、景気敏感株には利益確定の売りが目立つ。業種別日経平均では空運や海運、不動産などが下落している。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で7245億円、売買高は3億723万株だった。
SUMCOやエーザイ、住友不が高い。オリンパスや洋缶HD、エプソンが堅調。一方、鹿島やANAHDが安い。日本製鉄やIHI、JFEが売られている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕