東証10時 堅調、30年5カ月ぶり高値圏で推移 半導体株が概ね高い
14日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は堅調に推移し、前日比260円ほど高い2万8700円台前半と、約30年5カ月ぶりの高値圏で推移している。一時は上げ幅を300円超まで広げたが、利益確定の売りも出て、上昇幅はやや縮小している。
米追加経済対策への期待を背景に、景気の先行きに楽観的な見方が広がっている。米長期金利の上昇が一服したこともあって、ハイテク株を中心に買いが膨らんだ。半導体関連株にも買いが集まっている。市場からは「日経平均の上昇速度が早く、売り方が買い戻しを迫られているのではないか」(岡三証券の小川佳紀投資戦略部長)との指摘もあった。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で8691億円、売買高は4億580万株だった。
太陽誘電や安川電が高い。TDKやスクリン、アドテストなど半導体関連株の一角が高い。ソフトバンクG(SBG)も堅調だ。一方、GSユアサやアルプスアルなど電気機器の一角が安い。川重やデンソー、三井化学が軟調だ。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕